原勝四郎「フォービスム(野獣派)の洋画家」の絵画<海岸風景>の販売
原勝四郎
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原勝四郎(はら かつしろう)
洋画家。1886年~1964年。
故郷の自然とその生命を描いた画家。
和歌山県出身。東京美術学校や白馬会溜池研究所で日本の洋画家の先駆け黒田清輝に学ぶ。西洋画の本場、ヨーロッパで学ぶべく渡航するが、パリにたどり着くが、戦争の影響でたちまち生活苦に陥る。画学校のアカデミー・ド・ラ・グランド・ショミエールへ通えたのはごく短い期間で、以後は貧困のなか、フランス各地、イタリア、北アフリカを様々な仕事をしながら放浪し、大正10年に帰国。同年の二科展に「風景」2点が入選。昭和15年(1940)二科展で岡田賞を受賞し、翌年会友に推挙される。戦後は、二科会の再建に加わらず、二紀会に同人として参加した。
ほとんど郷里の和歌山を出ず、自らを画工とよぶ一種の隠遁生活を送り、近隣の風景や自画像、家族の肖像、バラを中心とした静物など原勝四郎自身が愛したものを主題として制作した。渋い色調であるが、フォーヴ的な荒々しい大きな筆触で風景と人物画を描いた作品が多い。