驚きの高額落札!日本・中国美術品 海外オークションのハイライト(2025年上期)

  • 2025.10.27
  • 買取強化・お役立ち情報

驚きの高額落札!日本・中国美術品 海外オークションのハイライト 2025年上期
今回は、美術品・骨董品の世界で注目を集めた、日本と中国の貴重な品々の超有名海外オークション結果(2025年上期)をご紹介します。歴史的価値のある書画から現代アートまで、驚きの価格で落札された作品の数々をご覧ください!

1. 中国美術、圧倒的存在感を示す!
中国美術は、今回もその歴史と芸術性で市場を席巻しました。特に目を引いたのは、明代の貴重な陶磁器です。

億越えを連発する陶磁器と書画
明 永楽年間《青花竹石芭蕉文梅瓶》 北米の個人コレクションから出品されたこの青花陶磁器は、なんと**14億円(7,812万5,000香港ドル)**で落札され、今回の最高額を記録しました。その優美な姿と歴史的価値が、世界のコレクターを魅了した証拠ですね。

《耀州窯月白釉長頸瓶》 日本からの出品ながら、こちらも中国古美術として注目を集め、**1.38億円(768万6,000香港ドル)**で落札されました。

書画の分野でも、著名な作家の作品が高額落札されています。

張大千《扁舟覓桃源》 中国人近代書画の巨匠、張大千の作品は、**約2.6億円(1,429万香港ドル)**で落札。

王寵《行書巻》 中国古書画の中でも特に注目されたのが、この作品。なんとエスティメート(事前予想価格)の下限の11倍以上となる**約2億円(1,102万3,000香港ドル)**で落札されました。

2. 日本美術も世界で輝く!
日本の美術品も、世界中でその価値が再認識されています。浮世絵の巨匠から現代アーティストまで、幅広いジャンルの作品が高額で取引されました。

葛飾北斎、奈良美智が牽引する日本アート
奈良美智《地雷探知機》 20世紀・21世紀美術(デイセール・キャンバス作品)からは、人気アーティスト奈良美智の初期のキャンバス作品が、**約4.3億円(2,397万香港ドル)**で落札されました。

葛飾北斎《神奈川沖浪裏》 言わずと知れた浮世絵の傑作も複数点出品され、ライブオークションでは最高で**約1.3億円(88万2,000米ドル)**で落札されています。状態によっては割安感があったとされる作品も、それぞれ約4,000万円、約3,600万円で取引されました。浮世絵が持つ普遍的な魅力は、時代を超えて人々を惹きつけます。

平安末期の木彫大日如来坐像 仏教美術からは、高さ94.9cmの大日如来坐像が**約9,000万円(63万米ドル)**で落札。日本の歴史と信仰の深さを感じさせる逸品です。

まとめ
今回のオークションでは、中国美術の圧倒的な高額落札が目立つ一方で、日本美術も現代アートから古典まで、幅広いジャンルで世界的な評価を得ていることが示されました。特に、明永楽年間の《青花竹石芭蕉文梅瓶》の14億円という価格は、美術品市場の活況を象徴する出来事と言えるでしょう。

葛飾北斎 神奈川沖浪裏(復刻) 葛飾北斎 神奈川沖浪裏(復刻)

引用:クリスティーズジャパン

これからも、世界のアート市場から目が離せませんね!

※最上部のオークション画像はイメージ画像です。

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